2010年01月30日

<銀行>新生・あおぞら合併延期へ…システム統合で調整難航

 新生銀行とあおぞら銀行は、10月に予定している合併を延期する検討に入った。どちらのシステムを採用するかなどの調整が難航しているため。金融庁は現在、両行の財務内容を検査しており、その結果も踏まえた上で、3月末までに最終判断する。【清水憲司、小倉祥徳】

 関係者によると、システムの統合作業が遅れても、合併ではなく持ち株会社方式なら10月に経営統合できるという。

 だが、金融庁など監督当局は「持ち株会社に両行がぶら下がる方式では、メリットがない」と難色を示し、時期を遅らせてでも合併すべきだとしている。さらに、金融庁の検査で財務内容の大幅見直しを迫られた場合、合併比率の変更など、計画の抜本的な修正につながる可能性もある。

 両行は09年7月、規模拡大による生き残りを目指し合併を発表した。合併比率は1対1とし、合併行の社長には前足利銀行頭取の池田憲人氏を充てる。しかし、合併行のシステムを新生、あおぞらのどちらの方式にするかなどで調整が難航。新行名や本店所在地など他の重要案件の決定も含めて、2月中とされる「検査の結果待ち」(首脳)で、協議は事実上中断している。

 両行は長期信用銀行が前身。いずれも98年に破綻(はたん)して一時国有化され、経営環境の悪化で合併を決めたが、金融市場が落ち着いて「危機感が緩んだ」(両行関係者)ことも、合併作業の遅れにつながった。だが、単独の生き残りは難しいとの認識では一致しており、実現に向け調整を急ぐ。

 ◇新生銀行◇

 企業に長期資金を供給する長期信用銀行として52年に設立された日本長期信用銀行が前身。バブル期の不動産・ノンバンク向け融資の失敗で経営が悪化し、98年10月に破綻、一時国有化された。00年3月、米投資会社リップルウッド主体のグループに譲渡され、6月に新生銀行に改称。総資産12兆1835億円。従業員6254人。

 ◇あおぞら銀行◇

 長期信用銀行の日本不動産銀行(その後日本債券信用銀行)として57年設立。バブル期の不動産融資で不良債権を抱え、98年12月に破綻。一時国有化され、00年9月、ソフトバンクなどによる企業連合が買収し、01年1月、あおぞら銀行に改称された。現在の筆頭株主は米投資会社サーべラス。総資産5兆5292億円。従業員1640人。

 ◇両行をめぐる動き◇

98年10月 日本長期信用銀行(長銀、現新生銀行)が経営破綻、一時国有化

  12月 日本債券信用銀行(日債銀、現あおぞら銀行)が破綻、一時国有化

00年3月 長銀を米リップルウッドなどのグループが買収

  6月 長銀が新生銀行に改称

  9月 日債銀をソフトバンクなどの企業連合が買収

01年1月 日債銀があおぞら銀行に改称

03年9月 あおぞら、米サーベラスの傘下に

04年2月 新生、東証に再上場

06年11月 あおぞら、東証に再上場

08年1月 JCフラワーズが新生の筆頭株主に

09年5月 リーマン・ショックで、両行が大幅な赤字決算

  7月 10年10月の合併を発表

sakura

posted by FXトレーダー正敏 at 05:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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